ハルとサキのお散歩日記

黒柴そだてのブログ

紗希が家にやって来た!

新千歳-伊丹 往復してきました

1月1日生まれ、兵庫県明石市の『赤根川辰巳荘』出身の黒柴を迎えることになりました。

実は13年前、紗良を迎えた犬舎です。

当時、鬱を患っていた私は、毎日引きこもりな状態で、このまま年齢を重ねると、『自分の犬を飼う』タイミングが永遠に来ないような気がして、ネットで柴犬ブリーダーを探し、赤根川辰巳荘へ行きついたのです。

まだ、生体のネット通販の法整備がなされていなかったので、メールでやりとりし、航空貨物で送ってもらうことができたのですが、今は『必ず事前に生体を確認しなくてはならない』というルールがあるため、伊丹空港まで迎えに行くことになった次第です。

 

…ご報告が遅れました。紗良は1月22日未明、亡くなりました。

そのことについては、いつか書く機会がありましたら、述べます。

 

さて、私、10年以上ネットワーク関連の仕事を在宅で行っているわけですが、昨秋、新たにバイトをはじめました。

というのも、新車が欲しくなったからで、お金を稼がなくっちゃという必然性から、外に出ようかなと。バイトならコンビニだろう。コンビニといえばセブンイレブンだな。

と、いうわけで、コンビニバイトをしております。

 

13年前は、引きこもりでしたから、四六時中そばにいられる状態での犬そだて。

現在は、在宅とバイトと、たまに講師の3足のわらじはいての犬そだて。

 

・・・まあ、なんとかなるでしょう。

 

新千歳空港

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コンビニのバイトがなければ、休みをとって、ゆっくり犬舎見学と行きたかったのですが、いかんせんバイトのシフトが混み合っておりまして。

一回目のワクチンが終わって一週間で引き渡し可とのことで、犬舎と相談、航空運賃の安そうな木曜を狙って日帰りです。

新千歳から伊丹空港まで、フライト時間は2時間。

定刻通りなら、13:50に空港に到着するはずでしたが、「使用する機材の到着が遅れ」たため、出発は10分遅れ、到着も14時に…。

 

伊丹空港

事前に、スマホANAのアプリをインストールし、予約と同時にペットの事前予約サービスを済ませ、ついでにレンタルケージも予約しておくと、何もかもがスムーズです。

ANAは4月1日から機内wi-fiを無料にするそうですが、現在は離陸5分後から着陸5分前まで、1000円ちょっとでインターネット接続サービスが使えます♪

なので、機内からFB更新しまくってました。

前中さん(赤根川辰巳荘の仔犬直販店代表)が空港まで紗希をピクニックバスケットに入れて持ってきてくださり、空港で生体確認、代金支払い、引き渡し書類に署名などの手続きを済ませ、帰路に。

私は勝手に、ピクニックバスケットごと、レンタルしたケージに入れるものと思っていたのですが、バリケンにピクニックバスケットは入らず、紗希を取り出して入れ、バスケットは空で預け荷物になりました。

航空貨物で預けるときは、ピクニックバスケットごと預けられるのに、手荷物預かりだとケージを用意しなくてはなりません。

聞くと、ピクニックバスケットで航空貨物として送るときは、外側にきちんと檻のようなケースに入れるのだそうで、手荷物扱いのときは、あのレールに載せず、手渡しするのと、暑くなりすぎると犬の体調が悪くなる可能性もあるので、きちんとケージに入れるプロトコルになっているとのこと。

 

再び新千歳空港

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 紗希は、暴れることも、なくこともなく、ずっとじーっとしてました♪

良い子だ(*´Д`)

帰路は、定刻どおりに出発したのに、なぜか空中で渋滞にはまり?少しばかり遅れて到着。紗希が手元に来たのは18時を過ぎていました。

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新千歳空港 → 札幌

助手席に紗希をのせて、快適ドライブ1時間。

家に戻って、あらかじめ用意してあったサークルへ落ち着かせ、水を飲ませて、ご対面。ハルは少々とまどい気味で、軽く鼻に皺を寄せたりして威嚇してみたりもしています。

 

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 一緒にいただいた仔犬用フードをふやかして与えたら、もしゃもしゃ食べて、ハルにと用意した鶏肉の混ぜご飯もぺろりと平らげてしまいました。

まだトイレを覚えてないので、あちこちでやらかしていますが、おいおい覚えていただきましょう。

この年齢で犬を育てること

もう、最後の仔犬になるかもしれませんし、また、飼うかもしれません。

紗良は、「神経たかり」な柴犬でしたが、紗良をそんな犬にしたのは私だったかもしれませんし、関係ないかもしれません。

ただ、はじめて自分の仔犬を持ったのに、必要以上に厳しくしつけた自覚はあります。

対してハルは、強く叱ったことが一度もありません。

もともとの気質によるものかもしれないし、飼い主次第なのかもしれないけれど、確かめてみたいことがあるのです。

『犬の科学』(スティーブン・ブディアンスキー著・渡植貞一郎訳 築地書館)という本があります。ここには、あらゆる分野の犬に関する知見を集められていて、これまでの「犬観」が根底からくつがえされる内容になっています。

この内容を踏まえて、私は「犬のほし」に精神的な旅をしてみたいと考えています。

犬の側から、人間界がどう見えるかを考えると、どんな犬でも飼い主の望む犬に育てることができるんじゃないかー。そんな視点を、悩める飼い主さんたちに提供できたら、どんなに素晴らしいだろう、とか考えているのです。

だから、ずぼらな私ですが、紗希を育てる日常を通して、皆さんにも「犬のほし」に一緒に旅をしていただきたいなと願っています。

 

ペット食育協会(APNA) 入門講座 開催報告 in 釧路

7月23日(日) 釧路開催

札幌からスーパーおおぞらで4時間。水産のまち・釧路市内で入門講座を開くことができました。

犬服ハンドメイド 【Boku&Waka】さんの全面協力のもと、12名の参加を得られました。

勉強熱心な皆さまの熱視線に、張り切りすぎて、休憩なしの3時間ぶっ通し。

おまけの「炊き込みごはん」「口内ケア」が、少々はしょってしまったのが気になりますが、お伝えしたかったことの中から、ひとつでも、ご参加の皆さまの「不安解消」の一助となっておりましたら、幸いでございます。

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釧路への想い

北大水産学部の学生だったころ、「乗船実習」というものがございまして、函館から3日かけて釧路港へ行き、1日の自由時間を経て(その間、実習船をお披露目するため、学生は邪魔なので放たれるのです)3日かけて函館へ戻る「一週間航海」で訪れたのが、釧路への初上陸経験です。

当時は函館の街は斜陽で、人口が減る一方の寂れた街であったので、釧路はものすごい活気のある街に映りました。

道東の思い出

地方紙記者時代、道東への取材といえば温泉と農産物系。温泉は行ったなぁ…。湯あたりしまくってました。ナイタイ高原温泉亀の子荘、大好きだったけど、閉館されたのが残念です。然別峡かんの温泉はリニューアルして健在なのですね。

 

歌手の出身地二か所に挟まれて、「うちからも出ないかなぁ」とおっしゃってた、あの町の職員さん、お元気かしら?

釧路の実力

帯広市の駅前で気温が40度近くなったり、札幌市内の気温が34度なんて、とんでもない熱波に襲われているとき、釧路市内の最高気温は26度。首都圏の冷房設定温度ですが、これが釧路クオリティー。今回釧路入りして、ご参加の皆さんとお話していて、「あの暑かった3日間!」とおっしゃっていた気温も「26度ですよ!」。釧路にお住まいの皆さまにとって、気温20度超えは「暑い」にカテゴライズされるようです。

釧路へ

スーパーおおぞら」で、札幌 → 釧路 4時間! JRもスピードアップしたものです。車内販売なし、車内に自販機なし、でも快適な列車の旅でありました。

7時に札幌発のJRでしたので、到着は11時。私を釧路に招いてくれた犬服ハンドメイド【BokuWaka】さんが駅までお迎えに来てくださり、会場へ。

会場となる「男女共同参画センター『ふらっと』」は、フィッシャーマンズワーフmooの中にあります。「港の屋台」で昼食をとることに。

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鯨のお刺身が食べたかったので、鯨入りの「お刺身定食」です♪

入門講座

ペット食育協会(APNA)©の、入門講座を行わせていただきました。

ポストトゥルースなどといわれるフェイクニュースがあふれている昨今、「食」や「栄養」を取り巻く情報は、もっとずっと昔から混乱を極めておりました。

私たちAPNAの指導士の使命のひとつに「流派にとらわれず、飼い主さんの悩みを減らすアドバイスを提供する」というものがございます。正確な知識を学び、多様な選択肢を持つことができたら、思い悩んで立ち止まる必要がなくなるはずです。ですから、「何を食べても平気な身体づくり」「食事のパワーとその限界を学ぶ」といったスタンスでお話をさせていただいております。

今回の講座では、所々で適切な質問(ツッコミ♪)を入れていただき、とても楽しくお話することができました。おまけにお持ちした「炊き込みごはん薬膳」と「口内ケア」についても、駆け足で解説させていただきました。

ご参加の皆さんが、とても勉強熱心で、知識欲にあふれていらっしゃる様子がビシバシ伝わって参りました。このような場を持つことができたのも、犬服ハンドメイド【BokuWaka】さんのご尽力によるものです。心より感謝申し上げます。

いただいた感想

●『とても勉強になりました。ありがとうございました。

生肉・生野菜は、目からウロコ・・・。我が家の手作りご飯を見直そうと思います。

今後、また釧路でも、この様な勉強の機会があれば良いなと思います。

遠路はるばるありがとうございました。』(BokuWaka さま)

『本日は ありがとうございました。

楽しく聞けましたし、とてもわかりやすかったです。1回で聞きのがしたことも多々あると思います。再度受講希望したいです。

又、色々なもやもやも すっきり晴れたこともうれしく思います』

(キャンディー さま)

 

●『本日は ありがとうございました。

中途はんぱに集めた情報と わずかな知識でトッピングと たまに完全手づくりご飯をあげていました。
手づくりを始めた理由は ご飯代を節約する為(大型犬、今は2頭)でしたが、嬉しそうに食す姿を見てからは 少しでも良い物をと思うようになりました。

生食のお話しやグリーンスムージー等 消化酵素の為に思っていた事が リスクバランスを改めて考えた時に 良かれと思ってやっていた事の危険性を知ることができました。
体内の仕組みについても知る事ができたので、大変楽しく あっという間に時間がきてしまいました。残念!!

次回の開催もぜひお願いします。』

(澤田真弓 さま)

 

●『チワワを家族に向かえてから1年と3ケ月になります。(チワワは現在1才7カ月)短い犬生を少しでも幸せにと思える時間を過ごしてもらいたいと、食について考える事が多くなりました。

ネットで情報を集めると 何が本当なのかわからなくなる事が多いですが、今回講座に参加して軸となる事がわかった気がします。かなり神経質で、不安の方が感じやすいですが、もっと楽しく気軽にやっていこうと思えました。

ありがとうございました。』

(ちるまま さま)

 

●『うちの子は食が細めなので、どうしたらおいしく食べてくれるかな?と、今日の食育講座を受講しました。

食べちゃいけないものも、理由がよく分かり、これから犬との生活も、少し気楽に過ごせそうです。

口内ケアもずっと気になっていたことだったので、とてもためになり、口内ケアをがんばってやる気になりました。

この講座を生かして、これからもより一層、元気で長生きできる犬生を与えられるようがんばろうと思います。

今日はありがとうございました。』

(ランの母 さま)

 

●『とても勉強になりました。

現在は フード半分、手作野菜&肉トッピングで与えていますが、いずれはAll手作りで与えたいと思っています。

現在、実家に保護犬の柴犬(2歳)がおり、柴犬についても少しお話を聞かせていただけたらと思っていましたが、あっという間の3時間でした。

また機会があれば お話を伺いたいです。

本日はありがとうございました。』

(遠藤えみ さま)

 

●『今まで「何となく」理解したつもりでいた「栄養素」について、とても詳しく教えていただき、とても勉強になりました。

インターネット等で、何でも知る事ができるからこそ、「なぜか?」という事を深く掘り下げる事が大切だと思いました。』

(古田有紀 さま)

 

●『今日はありがとうございました。

完全手作り食にしてから1年ほど経ちますが、普段から持っていた ちょっとした疑問や不安が解消されました。

アレルギーがあり、食べさせられない食材も多く、悩んでいた事もありましたが、今回の講座で安心しました。

口内ケア、大事ですね。

たまにしかやっていなかったので、もっと真面目に取り組みたいと思います。』

(りん さま)

 

●『体のしくみや食物のしくみ等わかってよかった。

人間の勝手な思いこみや、巷のうわさや、間違った知識をうのみにさせないことが大事だと知りました。

私は、これから、人間の栄養学を学びにいくので、とーっても勉強になりました。

またの機会がありましたら、受けたいです。』(山崎絵美子 さま)

 

懇親会

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ビール飲んだり、ピザやパスタもいただきましたが、写真はデザートのゆずシャーベットしか撮っておりませんでした。

懇親会の席でも、ご参加いただいた皆さまの、愛犬への真摯な想いをひしひしと感じるお話をいっぱい伺うことができました。「楽しかった!」と言っていただき、ほんとに嬉しく思っています。

エアコンのお掃除は大切ですよ!というお話を強調したのですが、そういえばエアコンの普及数、釧路はあまり多くなかったような気も。「空気をまわすもの」、ファンやドライヤーなど、フィルターや羽根のお掃除、愛犬の寝床の除菌も心掛けてくださいませ。

 

 

 

ペット食育入門講座 開催報告

9月25日(日)札幌 第三回開催

お天気に恵まれた日曜日、ペット食育入門講座を開催することができました。

前回が5月開催ですので、日にちが空いてしまいました。7月に旭川でミニ講演開いたりはしていたのですが、それ以外はお勉強に時間を割いておりました。

6月 大阪にてペット食育協会(APNA)総会

7月 イヌトネコトニンゲントプロジェクト イベント

  ペット食育協会(APNA)上級指導士養成講座

8月 再受講限定・入門・二級・一級講座

9月 秋の薬膳セミナーデトックス

 

今回の講座では、8月に受講した入門講座、数日前に受講した秋の薬膳セミナーで得た知識を参加された皆さんにシェアすることができたと思っています。

 

参加いただいた皆さん、お疲れさまでした&ありがとうございました。

皆さんの学ぶ意欲がビシビシ伝わってきて、楽しく話をすることができました。

いただいた感想のひとつひとつが宝物です。

皆さまのペットライフが豊かなものになりますように。

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ご参加いただいたかたの感想

『今までも手づくりごはんを作ってはいたのですが、あらためてきちんとした情報を知り 学びたいと思い受講しました。

特に塩分に関しては絶対にあたえてはいけないと思っており、食品をえらぶ際にも、塩分が入っていない缶詰を探したりしていたので、あたえても問題がないことを知り、今後はもっと楽に手づくりごはんを作っていけそうだとかんじました。

なかなか北海道で講座がひらかれることがないため、今回参加でき、よかったし、大変勉強になりました。』

(きくや さま)

 

『今まで知らなかった たくさんの知識を教えていただきました。

「なんとなく」でしていた事、していなかった事がたくさんあり 改めて愛犬にとって何がいい事なのかを考えるきっかけになりました。

今後もペットフードと手作り食を上手く使いわけて少しでも長く健康に生きていけるようにしていこうと思います。3時間あっという間でした。とても勉強になりました。

楽しかったです。』

(ひなたとマッシモ さま)

 

『実話も交えての講習が1番頭に入ります。楽しく受けました!

要は頼りきらず、人間も楽しく、犬をサポートできたら みんな犬ごはんも続くと思います。なんでも食べれる強い犬にしたいです。が、カレーを食べさせていいのは衝撃的でした。(笑)

食事で犬のサバイバル力を高めるのは非常によいことだと思いました。人間も昔はこんなにアレルギーとかなかったのに・・・。今こんなに良い食べ物があるのに、人間も犬もアレルギーまみれ。

本来の力をひきだすため、手作りに今後も精を出したいです。(笑)

手作りは3年目ですが今のところ病気はないです。(笑)

修正きくうちにこちらで勉強します。(笑)』

(菊地 さま)

 

『手作りごはんに興味はありましたが、難しく考えていて栄養バランスを取れなくなるのではないかと思って しっかり勉強しようと思って参加させていただきました。

しかし、それほど難しく考える必要がないという事が今回一番おどろいた所です。

そもそも人間も毎日同じ物を食べてるわけではなく、栄養バランスを保っているので、わんこもそれでいいんだ! とわかりました。

私は1人暮らしなので、これから我が子のごはんと一緒のものを食べられるかと思うと、自分のごはんの栄養バランスも取れそうです・・・(笑) 楽しく手作りごはんをしていきたいです。』

(天笠 さま)

 

『基本的んば栄養摂取について改めて再確認できました。

何よりもご飯をたべることができるということを見ていられることが、自分の中で重要でもあるので1つの選択肢として考えることができていければ良いと改めて実感しました。いろいろな可能性をもっていきたいと思います』

(筈見友洋 さま)

 

『ドッグフードから手作り食への切換のタイミングを今回のセミナーを受けたきっかけとして始めようと思いました。

過去に健康なわが子(犬)にホウレン草を多量…まではいきませんが、食べさせた事で、結晶が出て、(検査の練習も含めて毎日尿ちんさを見てました)容易に素人が手を出してはいけないとやめてしまった経験があります。今回の講座を受けていればそのまま続けていられたのかな、とも思いました。

2級、1級、指導士 目指して頑張ります。

飼主のやりたい事をダメと言わず選択した際にアドバイスできるような動物病院を将来作りたいです。

(犬の手作り食をきっかけに、私へのごはん作りもしっかり行っていきたいです)』

(坂口鷹子 さま)

 

 

 

月がきれいだったので

満月がとてもきれいだったので、ビデオ撮影してみました。

周囲の音がうるさかったので、BGMをつけています。音量にご注意ください。

2016年7月20日 札幌市内

BGMは下記からいただいております。

「平和のハンモック」という曲です。

フリーBGM・音楽素材MusMus http://musmus.main.jp/

胆泥症覚え書き

愛犬が胆泥症と言われましたの体験から

2012年、葉瑠が胆泥症から復活?したときの日記をここに載せます。

当時の私の知識は、勘違いも多く、今ではリンクも切れているのですが、突然『胆泥症』と診断されたときの気持ちが表れていると思うので、当時のままに掲載します。

胆泥症一本勝負! 2012年02月19日06:37

胆泥

胆のうに、胆汁が溜まる症状

昨年から、何度検索しただろう

Chromeを使用しているから、Googleの検索結果には、『このページに×回アクセスしています 前回のアクセス…』と表示が出る。

多いので5回、少なくても2回以上アクセスしているページばかりだ。

PDF

胆泥症について

胆石症: 胆嚢および胆管疾患: メルクマニュアル18版 日本語版

犬-元気や食欲がなく、吐き気が起こる


ふぅ、まったく。なぜ、こんな大事なことを早くしてやれなかったのか。

愛しの葉瑠嬢である。
昨年11月、行きつけの動物病院が、健康診断月間であるというので、既に7歳、シニア入りの紗良と、ついでに(^^;)葉瑠を犬ドック。検便、検尿、血液検査、X線、エコー。フルコース。

その結果、紗良はどこもなんともないが、葉瑠は『胆泥』であると診断された。

漢方薬のようなもので、胆のうの流れを良くする作用がありますから」
ウルソデオキシコール酸。副作用の心配はほとんどないので、長期服用を-という流れで、11月10日から、ハルの胆泥症との闘いの幕が切って落とされたわけである。
もちろん、「ハルの」の冠は外れ、

飼い主 vs 胆泥症

の一騎打ち。さらに、ワタクシの後ろにはインターネットという強いミカタがいるのだから、

内藤大助vs亀田大毅の試合より、ずっとずっと大差で飼い主の私が勝つのは目に見えている、と思ってた。

つまり、
飼い主 (インターネット所属) vs 胆泥症(消化器官所属)
である。

2011年11月10日、健康診断にて胆泥判明
(血液検査の結果は正常範囲内)
ウルソデオキシコール酸(ウルソ)50mg錠 一日一錠投与開始

・検査結果に添付された文書には、このように記されている

『…(略)…胆泥とは、胆汁が濃くなって粘度があがってしまったものです。
なぜ胆汁が濃くなってしまうのかは、はっきりとわかっていませんが、生まれもっての体質であることが多いようです。

胆泥が少ないときはほとんど症状はありませんが…(略)…適切な治療を怠ると、最終的には胆のうが破裂してしまい、命を落としてしまうこともあります。
治療は、胆汁の流れをスムーズにして胆泥をなるべくためないように…
あまり脂肪分の多いものを与えないようにすることと、胆汁の流れを良くする薬を…

今回は非常に初期の段階で発見したので、薬でしばらく様子を…』

飼い主というカシコい生き物は、既に後半部分は読まない。
破裂衝撃 げっそり
↑これが大文字で不安(涙目)。

気分は金網デスマッチ(泣)

亀田興毅から「いじめられっ子」と言われても、亀田大毅から投げ飛ばされても、スポーツマンシップにのっとって勝利を手にした内藤大助のように、正々堂々と…かどうかは知らんが、とにかくGoogleで検索、Wikipediaで検索、である。

そこで見えてきたのは、『犬の胆泥症』が、流行してるらしいということ。
たぶん、飼い犬の健康診断技術の進歩と、「なんともないけど健康診断してみる」犬、が増えたのだろう。
だから、Googleで「胆泥」を検索すると、他のキーワードの中に「胆泥 犬」が紛れ込んでいるのに違いない。

昨年の秋は、私自身、小さなチャレンジを繰り返していた時期で、なんだかよくわからないなりに、おしなべて「いいふう」に変化してた気がする。
通販でフジッコ黒酢黒豆『クロクロ』を定期購入して、食べ始めたのが9月。
『クロクロ』を毎朝食べるようになって少しすると、犬'sが寄ってくるようになった。
そーか、こいつら日本犬だし。大豆たんぱく消化できるよね。と、毎朝二粒ずつ、サラハルに分け与えることにした。

2011年12月02日 再診 → 腹部エコー変化なし

日本犬、特に柴犬で起きる犬種特有の病気は、認知症だ。その予防にはEPAおよびDHA。魚の油を足すか、フィッシュベースのフードを与える必要がある。
ってんで、ワイルドアラスカサーモンオイルをお取り寄せ。
台所の隅から「黒千石」が、発掘され、そーか、酢黒豆自分で作ってみりゃーいいんじゃね?と思いついたのはこのころだ。

材料。黒千石豆(250g入り600円くらいかな)
黒酢。なんかちょっと開けてずっとほったらかしにされてた「飲むための黒酢」と、「バルサミコ酢」。ブレンドしてみた。

意外においしく出来たので、半分は私が食う。ダノンビオ(砂糖不使用)かけて食うと、とんでもなく健康になった気がするのでオススメ。
また、黒大豆をゆでると、ポリフェノールたっぷりの黒豆茶ができるので、こっちには調整豆乳をまぜて栄養ドリンク!まじうめぇ。

などと、健康になったつもりの飼い主と、犬体実験されてる飼い犬。気が付けば今年はやたら艶々してる黒い犬。

年が明けて、1月10日、再診の結果はやはり変化なし。
だが、この日、私にはとんでもない変化が訪れた。

ひとつは、『森田誠の愛犬と豊かに暮らすためのしつけ法』。もうひとつは、『鵜川医院のブログ』である。

森田誠さんに関して言うと、私の目には100枚以上ウロコが入っていたことがわかった。
オヤツ不要、叱り不要のしつけ法は、ウツギ博士のポケモン進化論『ピカチュウは すでに しんかした ポケモンで ある!』以来の衝撃的な体験であった。

鵜川医院の邦夫先生は、写真を見る限りでは、ちょっとアレだが、このブログエントリが、なぜこの時期に上がってきたのかは不明だ。(2009年2月6日の記事なのと、前の月に検索したときは見つけられなかったので)
胆石や胆のう、胆汁ではなく、『胆泥』をキーワードに閲覧した人が多かったということか。

↓↓ここの「ランセット」! そうそう、そういう情報が欲しかったのよん!
胆泥はうまく胆嚢が収縮すれば自然に消える場合もあるけれど、そのまま結晶が成長して胆石になってしまうこともある。こうした細かい胆石がある時に、リンゴを毎日一個食べて2週間ぐらいしたらオリーブオイルを250ccほど飲めば全部消えてしまうと、昔ランセットで読んだことがある。リンゴに入っているリンゴ酸はウルソデオキシコール酸(UDCA)の様にふるまい、コレステロールの結晶を溶かしてくれるのだろう。素人が浅はかな知識で考案したダイエットは嫌いだけれど、リンゴダイエットが流行したときには、少なくとも胆石が出来ないダイエットだから、だまっていた。他のダイエットは胆泥やら胆石が出来る可能性がゼロではないので、…略… 

そういえば某高齢医師は粗食を勧めているが、なぜオリーブオイル30ccを毎朝飲むのかの説明をしていなかったはずである。ご本人は気づいていないのかも知れないが、これは胆嚢を収縮させるためでもある。粗食には胆石が合併症としてつきものだけれど、それを予防するのである。30ccはなんとなく飲むのがはばかられると、それを嫌がってオリーブオイル以外を真似する素人がいるが、それは問題だと思う。

犬にオリーブオイルというのは多少抵抗があったので、ω‐3脂肪酸を多く含むアマニ油を摂取していただき、黒酢黒豆をリンゴ酢黒豆にし、リンゴ酢自体も飲んでいただこうと考えた。

2012年01月13日 リンゴ酢10cc 黒豆8粒 アマニ油1cc (一日量)投与開始

そして月日は流れ…

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2012年02月09日 再診 → 腹部エコーにて胆泥消失を確認
目下、UDCAを毎日投与、次の検診で胆泥症の進行が見られなければ、晴れて健康体である。

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勘違い点その1

重大な病だと思い込んでいました。

上記にもある通り、健康診断を受けた結果、エコー検査で「胆のうに砂のような泡のような何かが見える」と言われたに過ぎず、特に深刻な症状もありませんでした。

当時は、フードにトッピングごはんを与えていて、葉瑠は太り気味であったため、ダイエットフード(高繊維食)とプール運動という無理なダイエットを行って、少し体重を落としたところでした。

お医者さんのブログに、とても示唆に富んだ内容が記されているにもかかわらず、ダイエットと胆泥の関係に思い至りませんでした。

勘違い点その2

リンゴ酢にリンゴ酸は含まれていません。

オリーブオイルと書いてあるのに、アマニ油に変えていますし、量もいいかげん。

そもそも、ランセットの論文というものがどういうものかも確認してません。確認したところで、私ごときに医学論文を読み込むことができるはずはないのですが…。

ですから、「ネットで見つけた情報をもとに、自分なりにアレンジして食べ物を変えた結果、胆泥症を克服した!」と思い込んでいるに過ぎず、現実は「エコーで砂っぽいものが映っていたのが、獣医さんの指示通りUDAを飲み続けて、3カ月経って消えた」というだけです。

UDAが効いたのかもしれませんし、他の要因があったのかもしれません。いずれにせよ、食べ物の勝手なアレンジは何の関係もなかったということもあり得ます。知り合いの獣医さんとの雑談で「胆泥?治らないんだよね」と言われたので、不治の病!と思い込んでいましたが、かかりつけの獣医さんは、そんなことは一切おっしゃっていませんでした。

愛犬が胆泥症と言われたかたへ

どんな「病気」でも、「自分で、食べ物で治そう」と思わないでください。信頼のおける獣医さんに指示を仰いでください。「○○を食べると治りますよ!」とか、「××病なのは△△(栄養成分)が足りないせい!」みたいな、何かを売りつけるための情報に惑わされないでください。「これさえ食べていれば大丈夫」な食べ物も、「これを食べると病気になる」食べ物も、おそらくありません。通販で売っていたり、スーパーで手に入るような「食べ物」や「サプリメント」は、薬事法という法律で決められていて流通が制限されている「薬品」よりも効果・効能があるはずはないからです。

さらに「胆泥症」で深刻な状態になることは、あまり多くはないと思います。

人間のお医者さんも、獣医さんも、「最悪の状況」を念頭に置いてお話をされることがあるため、患者・飼い主は「じゃあ、死んでしまうってこと!?」と、短絡的に思い込みがちです。

お医者さん、獣医さんは、科学の人です。科学系の人は、断言することを避けます。鋼の錬金術師にあるセリフ「ありえない、なんてことはありえない」ってやつです。

ですから、「死んじゃう?」って訊かれたら、たぶん「あり得なくはないです」的な返しをされます。というか、生き物は必ず、いつか死ぬので、「死にません」とは言えないのです。

私の勘違い体験をさらしたのは、同じ間違いをしていただきたくないからです。

まったく関係のない「食べ物の工夫」で治せた気持ちになっていましたが、当時の文章を見返してみるときっちり獣医さんにかかり、ちゃんと薬を飲んだ上で治癒に至ったのです。食餌療法だと思っていた方法は、そもそもネットで得た情報とはまったく関係がなかったのですから。

愛犬が胆泥症といわれたかたへ。

決して治らない、ということはないと思います。葉瑠は3カ月かかりましたが、治りましたよ。ですから、悲観しないでくださいね。

 

 

 

 

 

遊んでほしいのに…

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今、お仕事してるから待っててね、と言ったのに。
勝手におもちゃ持ち出してきて『遊べ』と命令するサラ嬢11歳。
『今は遊べないよ』と言うと、納得しない様子で軽く拗ねる。
これが柴犬クオリティー。