ハルとサキのお散歩日記

黒柴そだてのブログ

紗希が家にやって来た!

新千歳-伊丹 往復してきました

1月1日生まれ、兵庫県明石市の『赤根川辰巳荘』出身の黒柴を迎えることになりました。

実は13年前、紗良を迎えた犬舎です。

当時、鬱を患っていた私は、毎日引きこもりな状態で、このまま年齢を重ねると、『自分の犬を飼う』タイミングが永遠に来ないような気がして、ネットで柴犬ブリーダーを探し、赤根川辰巳荘へ行きついたのです。

まだ、生体のネット通販の法整備がなされていなかったので、メールでやりとりし、航空貨物で送ってもらうことができたのですが、今は『必ず事前に生体を確認しなくてはならない』というルールがあるため、伊丹空港まで迎えに行くことになった次第です。

 

…ご報告が遅れました。紗良は1月22日未明、亡くなりました。

そのことについては、いつか書く機会がありましたら、述べます。

 

さて、私、10年以上ネットワーク関連の仕事を在宅で行っているわけですが、昨秋、新たにバイトをはじめました。

というのも、新車が欲しくなったからで、お金を稼がなくっちゃという必然性から、外に出ようかなと。バイトならコンビニだろう。コンビニといえばセブンイレブンだな。

と、いうわけで、コンビニバイトをしております。

 

13年前は、引きこもりでしたから、四六時中そばにいられる状態での犬そだて。

現在は、在宅とバイトと、たまに講師の3足のわらじはいての犬そだて。

 

・・・まあ、なんとかなるでしょう。

 

新千歳空港

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コンビニのバイトがなければ、休みをとって、ゆっくり犬舎見学と行きたかったのですが、いかんせんバイトのシフトが混み合っておりまして。

一回目のワクチンが終わって一週間で引き渡し可とのことで、犬舎と相談、航空運賃の安そうな木曜を狙って日帰りです。

新千歳から伊丹空港まで、フライト時間は2時間。

定刻通りなら、13:50に空港に到着するはずでしたが、「使用する機材の到着が遅れ」たため、出発は10分遅れ、到着も14時に…。

 

伊丹空港

事前に、スマホANAのアプリをインストールし、予約と同時にペットの事前予約サービスを済ませ、ついでにレンタルケージも予約しておくと、何もかもがスムーズです。

ANAは4月1日から機内wi-fiを無料にするそうですが、現在は離陸5分後から着陸5分前まで、1000円ちょっとでインターネット接続サービスが使えます♪

なので、機内からFB更新しまくってました。

前中さん(赤根川辰巳荘の仔犬直販店代表)が空港まで紗希をピクニックバスケットに入れて持ってきてくださり、空港で生体確認、代金支払い、引き渡し書類に署名などの手続きを済ませ、帰路に。

私は勝手に、ピクニックバスケットごと、レンタルしたケージに入れるものと思っていたのですが、バリケンにピクニックバスケットは入らず、紗希を取り出して入れ、バスケットは空で預け荷物になりました。

航空貨物で預けるときは、ピクニックバスケットごと預けられるのに、手荷物預かりだとケージを用意しなくてはなりません。

聞くと、ピクニックバスケットで航空貨物として送るときは、外側にきちんと檻のようなケースに入れるのだそうで、手荷物扱いのときは、あのレールに載せず、手渡しするのと、暑くなりすぎると犬の体調が悪くなる可能性もあるので、きちんとケージに入れるプロトコルになっているとのこと。

 

再び新千歳空港

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 紗希は、暴れることも、なくこともなく、ずっとじーっとしてました♪

良い子だ(*´Д`)

帰路は、定刻どおりに出発したのに、なぜか空中で渋滞にはまり?少しばかり遅れて到着。紗希が手元に来たのは18時を過ぎていました。

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新千歳空港 → 札幌

助手席に紗希をのせて、快適ドライブ1時間。

家に戻って、あらかじめ用意してあったサークルへ落ち着かせ、水を飲ませて、ご対面。ハルは少々とまどい気味で、軽く鼻に皺を寄せたりして威嚇してみたりもしています。

 

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 一緒にいただいた仔犬用フードをふやかして与えたら、もしゃもしゃ食べて、ハルにと用意した鶏肉の混ぜご飯もぺろりと平らげてしまいました。

まだトイレを覚えてないので、あちこちでやらかしていますが、おいおい覚えていただきましょう。

この年齢で犬を育てること

もう、最後の仔犬になるかもしれませんし、また、飼うかもしれません。

紗良は、「神経たかり」な柴犬でしたが、紗良をそんな犬にしたのは私だったかもしれませんし、関係ないかもしれません。

ただ、はじめて自分の仔犬を持ったのに、必要以上に厳しくしつけた自覚はあります。

対してハルは、強く叱ったことが一度もありません。

もともとの気質によるものかもしれないし、飼い主次第なのかもしれないけれど、確かめてみたいことがあるのです。

『犬の科学』(スティーブン・ブディアンスキー著・渡植貞一郎訳 築地書館)という本があります。ここには、あらゆる分野の犬に関する知見を集められていて、これまでの「犬観」が根底からくつがえされる内容になっています。

この内容を踏まえて、私は「犬のほし」に精神的な旅をしてみたいと考えています。

犬の側から、人間界がどう見えるかを考えると、どんな犬でも飼い主の望む犬に育てることができるんじゃないかー。そんな視点を、悩める飼い主さんたちに提供できたら、どんなに素晴らしいだろう、とか考えているのです。

だから、ずぼらな私ですが、紗希を育てる日常を通して、皆さんにも「犬のほし」に一緒に旅をしていただきたいなと願っています。